ドクトルきよし
精神科医
ベンのように、楽しいことが大好きです
悪いことより良いところを見て、
苦しいことの中にも楽しいことを見つけ、
少しでも楽に生きていきたいと思っています。
だって人は、そう思うように世界を作ります。
不幸だと思えば不幸の材料をたくさん見つけます。
幸せだと思うと、いいことが周りにあふれ出します。
自分の子どもも、問題視しなければ、
どんなにか輝いて見えることか。
オーハッピー。
ドクトルきよしのこころ診療日誌
薬は適度に。あとは, 解決志向ブリーフセラピーと
内観でじっくり話を聞けば 患者さんの人生が変わっていく。
ケースとヒントが満載の臨床エッセイ。
医者の権威を出すと診療面接がうまく行かず、無知の姿勢を通すと患者さんの方がイライラ。
希望通りに薬を出したり、生活習慣上の注意もしないでいると、みるみる健康状態が悪化する。
医療上のコメントははっきり言おうと舵を切ると、そのうち医師の権威が表に出て、患者さんを従わせたくなる……。
心理療法を学び、悪戦苦闘・右往左往の結果、理想の診療に近づいた心療内科クリニックのドクターと、そこに集まった患者さんたちの人生の物語。 患者さんとの触れあいを中心とした、日々の診療を振り返ってみたいと思います。この本はタイトルにもあるように私の日常診療の記録です。対話の記録は毎日作られ、考察は後から考えてまとめます。この本では22のストーリーを紹介します。私は相談に来られた方が少しでも元気になるように言葉かけをします。それがどのように働くのか、専門家以外の方にもわかるように、私の心の動きを見せながら解説します。対話録の中に、それを私の独白として挿入しました。どうしてそんな質問をしたのか、私の意図を明らかにしています。
何が大切で何を無視していいのか、この本が人と関わり、人を理解する上で皆さんの参考になれば幸いです。(本書「はじめに」より)