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思いやり

私はよく褒められます。子どもの頃は周りの大人から、動き回らずじっとしているので「きよしちゃんはおとなしいね」とか、黙って静かにしているので「きよしちゃんはかしこいね」と言われました。他方では「ものぐさ太郎」というあだ名でからかわれてもいました。長じてからは「背が伸びたね」「大人になったね」と褒められました。


さらに趣味の面でも褒められています。悪筆なので、職場のサークルに参加して書道を習っていた時、あまり熱心でなく稽古の日に慌てて20枚書いて提出。そんな私ですが、書道の先生から「長田さんは筆の持ち方が素晴らしい」と褒められました。私が初めてライブをした時、練習もしないで知っている曲を仲間の前で40分ほど弾き語りしました。お店のママさんから「青春してますね」と褒められました。別の場面でも、私の歌を聞いた人は「長田さんは歌が好きなんですね」とほめてくれます。ゴルフでも、ボールがまっすぐ飛ばないのに、同行者は「パワーがありますね」と褒めてくれます。家内は「それはお世辞よ」と言いますが、私にはそうは聞こえません。すると「あなたは空気が読めないのよ」と断じます。


字も綺麗で、その上丁寧に書く家内は、何事にもしっかり取り組みます。料理も掃除も徹底的にやります。音感も優れ、新しい曲もすぐに覚えて上手に歌える家内は、私の微妙な音のズレやリズムの乱れをすぐに感知して即座に指摘します。ダンスも運動も基本的なところはしっかり確実にできます。会話が好きで友達も多く、人間関係が豊富です。ですから「あなたは空気読めないのよ」に、なかなか反論できません。


確かに、なぜか皆さん、微妙に焦点をずらして褒めてくれるのです。また、私がいろんな面で完璧でなく、欠点や下手なところがあるのも事実です。果たして本気で褒めているのか、お世辞なのか。でも最近、その答が分かった気がしました。それは「思いやりの心」だったと思います。温かい気持ちで私を受け入れ認めてくれるから、ミスや悪いところをサラリと流して、良いところを見つけて褒めてくれたのです。それはお世辞ではなく、気遣い、心配り、つまりは「思いやりの心」なのです。


周りの皆さんの愛ある言動の根底には、人に対する思いやりがあるのです。それが私を支え、何事も楽しく続ける原動力になっていたのです。なんて私は恵まれていたのでしょう。感謝です。さらに幸せな気分になりました。私も周りにお返ししていこう。


ドクトルきよし


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