次男が3歳になり、幼稚園に入った時のお話。
初めての個人面談。次男の園での様子を色々教えてくださった後、先生がおっしゃいました。
「言葉がまだあまりはっきり出てきていないので、もしこのままだったら年中にあがるまえに一度見てもらっても良いかもしれないですね」
!!!
びっくりしすぎて「絶句」とはこういうことかと思いました。
頭の中にはたくさんの「?」
なぜか。
それは、私は次男の言葉が出てきていないと思っていなかったのです!
家では、よく喋っている印象だったのです。
寝耳に水でした。
そして帰り道よく思い出し、そして帰ってから実際に観察してみると。。。
確かに、はっきり何も話していませんでした!
先生のおっしゃる通りではないですか!
でも、私がわからなくて聞き直す前に、長男と長女が「◯◯って言ってるよ」「それがほしいんだって」「一緒にやりたいんだって」などと通訳してくれていたのです。
お友達との公園での一コマも思い出しました。
次男が何かいったら、友達が笑いながら
「もう、時々そうやって英語で言わないでよ!わからないじゃん」
と言っていました。
可愛いなと笑って見ていたのですが、
そうか、ポジティブに、外国語で話しかけてきたと思ってくれたのね。
でも、そのうちきっと言葉が出てくるよねと家族で話し、先生が仰ったように年中に上がるくらいにまた園での様子もうかがって、必要があれば対応しようとなりました。
第3子だったということが、大きいと思います。
もしこれが第1子だったら、私はきっとパニックになって、そして、落ち込んでいたのではないかなと。
みんな遅かれ早かれ成長するもの。3人産んで、3者3様の成長ぶりを見て、そんなふうに思えるようになっていたからこそ、ゆったり構えていられたと思うのです。
そして、言葉の発達や、発達に関する相談のネットワークも、ママ友や、園の繋がりや、児童館での繋がりできっと見つかると思えていたから、もし発達がゆっくりでも助けてもらいながら支えようと思えていたのです。
私が衝撃を受けた以上に、次男はきっと幼稚園で、自分の言葉が実は通じない、ということに大衝撃を受けていたのではないかなと思うのですが、楽しそうに生活しながら、言葉を調整していったようです。
その根幹にはきっと、先生やお友達とお話したい、このお話をしたい、会話に加わりたいという強い気持ちがあったからではないかなと思います。
結局次男はその後の園生活で言葉を覚え、話せるようになりました。
発達は人それぞれ。
わかっていても、育児書を見れば、大体この月齢で首がすわり、寝返りが始まり、ハイハイが始まり、立ち上がり、歩き出すなど、目安が書かれています。
言葉や、その他の動き、行動面なども同じです。
学校の勉強も、その年代の発達に沿った内容です。
情報が溢れている今、情報によって不安になってしまうこともあると思います。
子どもの発達は、人それぞれです。
周りの子や兄弟と比較するのではなく、
昨日と今日、今日と明日、先月と今月というように、
その子自身の変化や成長を見てあげる視点を忘れないことが、大切だなと思います。
そして、いざというときに頼れる人たちを見つけておくことも、心の安定のために大切なことだと思います。
園や学校の先生に相談してみても良いかもしれません。
そして逆に、子供達のいろんな意見や声を聞くと・・・
子どもは、発達目安に見合った行動を期待されている。
そう思います。
立っただけで拍手され、挨拶できただけで喜んでもらえていた子供達にも、大きくなったらなったで求めるものが大きくなってしまうのが大人の常。
私もまさにそれで、子供から不満があがる日々です。
解決志向では、その人の持っている「強み」に焦点を当てていきます。
子どもが当たり前にやってくれていること、できていることに感謝し、がんばっていること、がんばろうしている姿勢にも目を向ける視点を忘れずにいきたいと思います。
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